一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

私はフリーランスでソフトウェアエンジニアとして、バックエンドやインフラ面からアプリ構築を支援したりしています。

今回はCTOとは何か。どんな人がやる役職で、どんな責任があるのかについて完全に主観でざっくりと書きます。

◇CTOとは
「CTO」とは「Chief Technology Officer」または「Chief Technical Officer」の略称です。
日本語では「最高技術責任者」になります。
ざっくり言うと、会社全体の技術的な方向性、研究開発を監督するポジションです。IT関連企業を中心に設けられています。
開発だけに目を向けられればいいのですが、実際は開発はもちろんセキュリティ周り、開発人員の採用や開発組織の形成、開発の文化醸造、
バックオフィスのメールアドレス発行などの雑務、LT登壇、オンプレならラックへのサーバ設置など
その業務に”技術”の”ぎ”の文字がつこうものならば全てこなさなければなりません。(※小規模の会社に限る)
大規模な会社なら分業が進んでて、まだ割と別の人が担当してくれる場合もあります。が、その分業もCTOの仕事です。

◇どんな人が向いてるか
私の完璧な持論なのですが、真人間です。
心も病んでいない、学生時代に良成績を納めて、人当たりも良く、能力も高く大企業に就職するような誰のモデルケースにもなり得る人。
言ってみれば技術面でのその会社の社長ですので、能力が高くて当たり前ですね。

◇CTOの責任
上記にCTOの業務などざっくりと書きましたが、それらよりも最も大切なCTOの役割、それは
“開発における全領域において責任を負う”事です。セキュリティに問題があって情報漏洩したらCTOの責任。
技術力が低く、他社に業績追い抜かれたらCTOの責任。変人ばかり採用して、チーム形成に失敗したらCTOの責任。
でも会社が技術的に利益を上げてもみんなのおかげ。(ちょっとCTOの配分は多い。)
割に合わないかもしれませんが、社会的、社内地位とある程度の見返りはあるはずです。

とにかく、CTOは圧倒的な技術力を前提に、なんでそれを知ってるの?くらいのドメイン知識の量、
そして組織形成と加えて経営力も備えているスーパーマンでないとなりません。

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中川 豪

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