ナマステ! Takuです。
年末年始は1年間のふりかえりをして、また新しい年の目標を立てる時期ですね。
そんなとき、特に個人事業主・フリーランスの方にお勧めしたいのが「自分のインセプションデッキを書く」です。
インセプションデッキとはプロジェクト/プロダクトの全体像を端的に伝えて共通理解を得るためのドキュメントです。
アジャイルサムライという書籍でも紹介されて、多くのアジャイル開発の現場で広く活用されています。
私は、個人事業主・フリーランスという存在はそれ自身が1つのプロダクトだと捉えることができると思っています。
であれば、自分自身をプロダクトとしたインセプションデッキを書くことも可能でしょう。
インセプションデッキは10の設問と課題から構成されていますが、いきなり全部を答えるのは大変なので、まずは以下の4つを書いてみましょう。
我われはなぜここにいるのか?
何のために自分はこの仕事をするのか。誰を幸せにしたいのか。
自分自身の存在意義を再確認します。
エレベーターピッチ
30分以内に短い文章で自分自身をアピールするとしたら、何を伝えるか。
これは以下のフォーマットを穴埋めすると良いでしょう。
(抱えてる課題を解決)したい(対象顧客)向けの、(自分の屋号、名前など)というプロダクトは、(自分のカテゴリー)です。
これは(重要な利点)ができ、(代替手段)とは違って、(決定的な差別化の特徴)が備わっている。
やらないことリスト
やることは明確になっているものですが、それ以上にやらないことを明確にしておくのはとても大切です。
やらないことを予め決めておくことで、自分がやるべきことに集中できます。
思いつく限りのことを 「やる」「やらない」「後で決める」で一覧化しておきましょう。
何を諦めるのか(トレードオフスライダー)
複数の仕事やプライベートの活動をいくつも並行して進めなければならないことはよくあると思います。
何を取り、何を捨てるか。迷う局面もあるでしょう。
そういう時のために予め優先順位を明確にしておきましょう。
正解は誰かが与えてくれるものではないです。
自分自身で何が正解かを決めて、何かを諦めながら前へ進むしかないです。
毎回判断に迷ったり、ブレたりしないよう、判断基準となる優先順位を決めておくことで楽になります。
インセプションデッキは一度書いたら絶対に変えてはいけないものではありません。
上手くいかなかったり、もっと良くなりそうならその都度更新していけば良いです。
まずは作ってみて、定期的に見直しながら自分が納得できるものにしていきましょう。
私たち自身と、ご家族や親しい方々、そして世界中の全ての方々に平安を。
OM, Shanti, Shanti, Shanti