個人事業主として業務委託・営業代行を初めてようやく1年を過ぎました。
この1年で大きな事柄がいくつかありました。
総務省介入による値引き規制と契約解除料の低減
Huawei問題
3G回線の停波告知
そして、5Gの到来。
2Gの停波の時は今回ほど大きなニュースにはならなかった気がします。
もちろんdocomoのmovaやauのCDMA1xの終了も大きな事柄ではありました。
そしてdocomoXi(3.9Gなどとも言われていた日本の4G回線の始まり)の時も今ほどの影響はありませんでしたが、実はこの頃からひとつの変化がありました。
それまでは通信定額は制限内容が曖昧でした。
3G時代は、通信が最大3~7Gbps(後に14Gbpsまでに上がる)と大容量通信には向かなかったため、ほぼ無制限(キャリアにより高トラフィック負荷がかかる場合帯域制限)の売り出しだったのが、4G回線からは、通信速度が2桁台当たり前になるのと同時に、各キャリア7GBまでの通信制限、後に5GBまでの通信制限(ここから1年もせずにに大容量通信20GBプランなどが生まれる)へと変わって行きました。
では、5Gがスマホ分野に関わるとどう変わっていくのか。
現状まだどういった料金体系になるのか、通信はどれだけ使えるのか等は大きくは触れられていません。
おそらくは現行据え置き、もしくは5G利用料は別額(現行料金から見ると50GB/7000なので、5G利用料込み無制限で10000円など)と言ったところになるかと思われます。
そもそもで5G回線の電波そのものが、広域エリアに対応する回線ではないため、開始後も一般ユーザーがその高速恩恵を受けることは実はまだ先なのです。
初めは首都圏の1部や大型施設近郊などから始まり、車の自動運転の絡みなどから高速道路や一般道に始まり、多岐にわたるエリア拡大がされることでしょう。
ただ、それまでのアンテナ工事やその場所自体が現在確保できている訳では無いからです。
例えば、工事や開発をする為には周囲の設備が足りない開拓しづらい地方や、私有地の多いエリアなどは
「5Gの為のアンテナ設置」などと言って協力をする方ばかりではないことは容易に伺えます。
アンテナ設置そのものは、キャリアが土地を買いそこに立てることはまずありません。
基本は既存の建物や土地の利用、これが今までの3G.4Gよりも低範囲にしか伸びないため、既存のアンテナエリアだけでは足りないんです。
そして、ネットでよく見かける「光があるから5Gはいらない」
などの声もあります。
ちなみに、4Gの速度理論値は約1Gbps
5Gの速度理論値は約20Gbps
そして、一般家庭向け光ファイバーなどの固定回線は約2Gbps
実は通信だけ見ても一般家庭向け光ファイバーよりも5Gの速度がずば抜けて速いことがわかります。
今後は光ファイバーそのものが、固定電話で使われていたモジュラー(メタル)回線と同義になる時代もあるかもしれません。
と、結論を申しますと、5Gが完全開始する今年に関しては、「使えるだけでまだ環境は変わらない」が正解になるかと思います。
ただ、スマホはそうでも、他のIoT商品に関しては飛躍的に変わっていく時代になるのは、間違いないので、通信分野の夜明けになることは間違いないでしょう。