Java開発をする時にGradleやMavenでライブラリのバージョン管理をすると思います。
この時、利用しているライブラリのバージョンを確認しようとして、ある失敗をしたので共有したいと思います。
その失敗とは、build.gradleファイルを確認してバージョンを判断してしまったことです。
これを読んで何が間違いか分かりますでしょうか?
間違いに気づく方はこの先を確認する必要はございません。
間違いに気づかなかった方は自分と同じ失敗をしないように是非この先の内容をご確認ください。
結論から記載します。
Gradleで管理しているライブラリのバージョンを確認する時は、gradle dependencies
コマンドを実行する必要があります。
なぜならbuild.gradleファイルに記載のバージョンと実際にアプリケーションで利用されているバージョンは異なる可能性があるからです。
なお、Mavenの場合は、mvn dependency:tree
コマンドで確認できるようです。
また、これは他の言語のパッケージ管理ツールでも同様のことが言えると思います。
例えばJavaScriptのパッケージ管理ツールでnpmというものがありますが、npmではbuild.gradleのようにpackage.jsonファイルに使いたいライブラリのバージョンを記載しますが、実際に使用されているバージョンを確認するためには、package-lock.jsonファイルを確認する必要があります。