「先行投資」という言葉があります。
たとえば、100円払ってヒマワリのタネを買い、大きく育てて1,000円で売るという考えです。
900円の利益があります。
初めに損はあっても、成長して、後から得があります。
しかし、何でも先に投資すれば、後から損以上に利益が得られるわけではありません。
当たり外れがあります。
大きく育ったヒマワリは1,000円で売れても、大きく育ったキクの花は高値で売れないかもしれません。
時と場合にもよるでしょう。
1年後にヒマワリの売れない世の中になっていれば、売れないかもしれませんね。
先行投資にも、いろいろあります。
しかし、どんな人にも共通する一番大切な「先行投資先」があります。
自分です。
初めに自分が育たなければ、人生をうまく管理することができなくなります。
賢くなるために自分に投資します。
自分が成長しないのに、誰かを成長させられるでしょうか。
誰かに豊かさを与えるなら、それだけに値する自分に成長することが必要です。
まず自分に先行投資するのです。
作家は、本を書く前に、本を読んでいます。
たくさんの本を読んで先行投資しておかないと、よい作品が書けないからです。
本を買って読むことで、自分に先行投資をしています。
優れたアウトプットのためには、優れたインプットが必要です。
よい結果を生み出すためには、まず自分に投資が必要なのです。