毎年新春の箱根駅伝を楽しみにしている。
自分が走るのは全く無理だし、もちろんこたつでぬくぬくと応援専門。選手のみなさまには申し訳ないが。
実況のアナウンサーが挟んでくれる各選手の生い立ちやエピソード・戦歴などにも感心する。
彼らの背負っているドラマを感じながら、駆け引きに出たり、自分と闘っている若々しい姿を前につい時間を忘れてしまう。
中継中に聞いた、名将大八木監督の指導方針の変更の話が耳に残った。
昔と今では指導方法が違うとのこと。
時代に合わせて、対話を増やし、選手たち自身に選択させる方法をとるようにしてきたと。
大八木監督は選手たちを子供たちと呼ぶらしい。
我が子ですら育てるのが難しいのに、ひと様から預かったお子さんを育てる苦労は計り知れない。
子育てに正解は無いとはよく言われるが、
方法もまた時代とともに柔軟に変えていかねばならないのだ、と駒大の圧倒的な勝利を目にしながら納得したのであった。