一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

顧客的には非常に贅沢な考えをしている。

個人で身に付けられるスキルには限界があるが、SESで現場に入る場合、顧客的には「全部分かる人」を心の底では求めていたりする。

・マネージメント
・進行管理(ディレクション)
・設計
・プログラムミング
・テスト
・一般顧客対応、パートナー企業対応
・運用サポート
・インフラ
・教育(年数長い人は)

等々、一通り理解できる人。

全部高得点というのは難しいが、一通り上記のものを求められているということを意識して一式何となく出来るようにしておくことは大切だ。
その中で、自分が一番得意とする分野を伸ばしておくのが良い。

なので、「私はこれしかやらない」と最初から除外するのではなく、上の一通りの立場をやってみて、自分に合うものを探して見つかったら集中的にやってみる。
この流れが良いと思う。

自分が専門にしている立場以外もやっておくと、自分の専門スキルの底上げにも繋がる。

例えば、プログラミングを徹底的にやりたいとしても、運用観点や顧客観点があった方が気の利いたものを作れる。
また、マネージメントや進行管理が分かっていれば時間内で出来る部分出来ない部分を切り分けて、適度なペースで進行できる作業環境を自分で確保することも出来る。この場合、プログラムのクオリティアップにも繋がる。
反して、時間が無い中やっつけで作ったプログラムはクオリティが低くなるケースが多い。

まだ経歴が短いうちは難しいかもしれない。
しかし、顧客は贅沢にもITの各立場を一通り分かる人を心の底では求めているということは何となく頭に入れておいた方が良い。
その方が収入を得やすくなる。

これが、一通りライトにこなせて(各立場を理解できて)コアスキルがある、ITにおけるジェネラリスト+スペシャリストという考え方になる。

とりあえず私が意識してやってきたことを書いてみたが、興味が沸いたらこの路線を意識してみて欲しい。

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今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

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