一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

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父が亡くなり、政治家となった安倍氏は、森内閣、小泉内閣で官房副長官、幹事長、そして官房長官として出世を果たしていく。

2002年9月17日、小泉純一郎首相が訪朝。これに官房副長官として同行する安倍氏。

この時、福田康夫官房長官や外務省の田中均アジア大洋州局局長に、この問題から蚊帳の外にされるなど妨害されながらも、怯むことはなかった。

また拉致問題に取り組む安倍氏に、妻の昭恵夫人は、「危険な目に遭ったらどうするの?」と心配するが、安倍氏は、「政治は命懸けでやるもの。もしも殺された場合は、その時は立派なコメントを出してくれ」と言っていた。

そんな安倍氏を、拉致被害者家族も大いに信頼を寄せて頼りにしていた。

さて、この訪朝時に安倍氏は、小泉総理にこうアドバイスしていた。「総理、金主席と対面する時、笑顔でいてはいけません」

これは、朝鮮人の民族性を理解していなければ意味の分からない話だ。朝鮮では、すべての人間関係を歪んだ儒教思想で見る。長幼の序を重んじる儒教だが、この影響で、半島の人々は常にどちらが上か下かで見ようとする。

正義と悪、被害者と加害者、上司と部下、年上と年下、高学歴と低学歴、美形と醜女、などなど、全ての人間関係を上か下かに位置付けて見ようとする。そして、上の者は下の者に何をしてもいいという観念があるのだ。

韓国で、なぜあれほど学歴が重視されるのか、なぜあれほど整形手術が盛んなのか、腑に落ちるはずだ。そして、なぜ日本を加害者として責め立て続けているのかもここに理由が見えてくる。

最高指導者、金正日が無表情でいるのに、小泉総理が笑顔でいたら、どちらが上に見えるか、どちらが下に見えるか。下に見られた時点で、朝鮮人と対峙する時には決定的に不利になるのだ。

安倍氏はこれを分かっていたのだろう。アドバイスを受けた小泉総理は、終始真顔であった。

何より、国民が拉致されているのだ。笑顔で対面するなどおかしな話だ。

続く

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