「温室効果ガスを大量排出する石炭火力推進政策をなぜ変えようとしないのか」などと国内外で批判が噴出した小泉進次郎環境大臣が一転、今年1月21日の会見で石炭火力プラント輸出に反対する発言をしましたね。
「日本の政策を、よりよい脱炭素化に資する方向に変えていきたい」と自ら耳にした虚偽説明の暴露もしました。
この発言は国内外の反対世論を受け止めた小泉大臣が、石炭火力推進派に“宣戦布告”したように受け取れます。
そして小泉氏はこうも発言しました。「環境省としては、まさに再生可能エネルギーを主力電源にしていく閣議決定を阻害する要因は一つでも多く突破をしていく省庁でありたいというふうに考えているので、まさに『隗より始めよ』で再生可能エネルギーの調達を100%していくことを、まずは今年新宿御苑から環境省自身が身をもって示していきたいと考えています」と。
父の小泉純一郎元首相が首相時代に専門家から「原発は安全で、コストが安くて、クリーンなエネルギー」と聞いて原発推進政策を進めた純一郎氏だが、総理辞任後、福島原発事故を見て疑問を抱いて猛勉強、「頭のいい人にだまされていた」と気が付いて総理時代の過ちを正すべく、講演活動を本格化。全国各地で「原発は安全じゃない。クリーンでもない。金まみれの、金食い虫の環境汚染産業だ」と熱っぽく語りながら、脱原発(再生可能エネルギーへの転換)を訴え続けています。
石炭火力輸出と同様、原発政策でも問題提起することは十分に考えられますね。いつ小泉環境大臣兼原子力防災担当大臣が、「原発ゼロ実現」にプラスとなる具体的行動を始めるのか。今後の言動が注目されるますね。
さて、再生可能エネルギーを主力電源にするに値する根拠は小泉氏にはあるのでしょか?
2020年2月26日~28日の期間、東京ビックサイトでスマートエネルギーWeek 2020が開催されます。そこに小泉氏の確固とした根拠が隠されているのではと私は思います。
エネルギー革命はもうすぐそこまで来ていると。