先般、北海道の八雲町で都市間バスとトラックの正面衝突事故がありましたが、私も似たような状況で正面衝突しそうになったことが25年程前にありました。当時、市内の運送会社で清涼飲料水の配送業務をしていた私は、いつも通りの手順で荷物を積み込み隣町への配送に出発しました。隣町まで約40Km程、市街地を抜ければ走りやすい直線道路、天気も良く、前からくる車もよく見える状況でした。前方からくる乗用車が100m手前位のところから、センターラインを越えてこちらに向かってくるのが見え、とっさに左によって正面衝突は避けることができたのですが、乗用車は減速することなく自車の右側面に衝突し、そのまま走行後停止しました。お互い、側面をこすった程度ではありましたが、タイミングが少しでも違っていれば、まともに自車との正面衝突、あるいは乗用車の路外逸脱・後続車との正面衝突と最悪の事故になりかねない状況でした。結果的に、不幸中の幸いで私との衝突事故を起こしたおかげで乗用車の運転手並びに同乗者は怪我をすることもなく車の修理代だけで済んだというような事故でした。