【若手議員時代の安倍氏への評価】
イギリスの名宰相、ウィンストン・チャーチルは、「一流の宰相たらんとすれば、一流の歴史家でなければならない」と常々口にしていたと言う。もちろん自身も、歴史の造詣が深かったことは言うまでもないが、
安倍氏もまた、特に近現代史の知識量は相当のものであった。その安倍氏が、田中正明氏の勉強会によく参加していたという。
田中正明氏と言えば、南京大虐殺という虚構を暴く第一人者としてよく知られると同時に、東京裁判で唯一日本の被告を全員無罪の判決を下した、インドのパール判事の盟友でもあった人物だ。
この田中氏は、若手議員であった安倍氏について、このように述べていたいたという。
「安倍さんはパール判事の歴史観を、本質的に正確に理解している」
「これは僕の直感だけどね、きっと安倍さんは日本を変えるよ。日本の戦後体制を終わらせる人物がいるとすれば、それはきっと安倍さんだよ」
安倍氏が「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げて、戦後最年少の総理大臣になる、はるか前のことである。