現在携わっているデータ利活用ではBIツールを利用しデータを分析していますが、簡単なもので
あればExcelの機能「スパークライン」を使用しても可能です。
スパークラインは、ワークシートのセルの中の小さなグラフで、データを視覚的に表現できます。
スパークラインを使って、季節ごとの増減、景気循環など、値の系列に見られる傾向を示したり、
最大値や最小値を強調表示します。 データの近くに配置できるので、ひと目で判断ができます。
例えば、
縦に支店、横に月(4月~3月)が並んでいる売上一覧を作成します。このとき、3月の右隣に空白の
セルを準備しておきます。項目名「グラフ」など。
■スパークラインを追加する
①データ行の最後にある空白のセルを選択します。
②メニュー[挿入]を選択し、スパークラインの種類(折れ線、縦棒、勝敗)を選択します。
③[スパークラインの作成]ダイアログで、データ範囲を設定します。
今いるセルの左側にある4月~3月のデータを選択します。
④場所の範囲は今いるセルが表示されていますので、[OK]ボタンをクリックしてください。
⑤その他のデータ行も同様です。
■スパークライングラフの書式を設定する
①スパークラインを挿入したセルを選択すると、メニューに[スパークライン]が表示されます。
ここでデータの編集や、グラフの種類の変更、書式を変更することができます。
■スパークラインの削除
メニュー[スパークライン]の右端「グループ」にある「クリア」をクリックします。
※「クリア」をクリックすると、確認ダイアログなしに削除されますので注意してください。
■おまけ
スパークラインは縦棒のグラフは作成できますが、横棒は作成できません。ここで紹介するのは
スパークラインではなく、条件付き書式によるグラフになります。
たとえば月ごとにどの支店が多く売り上げているのかを視覚的に見やすくするためにデータバーを
作成します。
①データが入っているセルを選択します。複数選択可能。
②メニュー[ホーム]で[条件付き書式]をクリックし、[データバー]→[その他ルール]を選択します。
③[新しい書式ルール]ダイアログで、「最小値」と「最大値」の種類を「数値」にし、
「値」の「最小値」と「最大値」に任意の数値を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
これで各データセルに横棒が表示されます。
データを分析する手法として紹介してみました。
以上です。