④独立に向けた決断
独立したいという意欲だけは高まりましたが、どういった事業を展開するのか、その事業に見込みはあるのか、色々と考える日々が続きました。斬新なアイデアが出るわけでもなく、出たら出たで本当に1人で立ち上げて運営できるのか等、結局同じ答えに収束してしまいます。気づけば「独立=新しい事業」という考えに執着してしまっており、そこから進まなくなっていました。この間、家庭の事情で引っ越し作業も並行していましたが、すでに4か月ほどが経過しており、少し焦りも出始めていました。
無事に引越しも終えて、新居で新たに生活を開始しました。環境が変わると少し考え方も変わってきました。冷静に考えてみると、ビジネスとは需要を捉えることができれば成り立つわけであり、0から1を生み出さなくても、1を10にする、1の質を上げるのも、求められる価値を提供できれば立派なビジネスです(そもそもそういったビジネスがほとんどである)。昨今、色々な業界が人出不足の傾向があり、今後も顕著になっていきます。私がこれまで携わってきて分野でも同じ状況で、そこには間違いなく需要があります。やはり、自分が提供できる価値はこれまで培った知識、スキル、ノウハウを生かしたものであり、それを使わない手はないという結論に至りました。
あれこれと考えて少し時間を消費しましたが、これで一気に吹っ切れて即行動を開始しました。やはり行動しないと何も始まらないもので、行動を開始したらあっという間でした。
次回、独立に向けての活動(続)について記載していきたいと思います。