私はかなり数の漫画を読む。
根っからのオタクでもある。
先日、ライトノベルが原作のゴブリン・スレイヤーという漫画を読んだ。
もともと途中まで読んでいたのだが、10年ぐらい前に紙の漫画本を全て売ってしまったため、そこからストップしていた。
最近漫画アプリが隆盛なため、そのうちの一つで読み切ってみた。
前に読んだときも面白かったが、改めて読んでも面白い。
読んでいて感じたのが、システムエンジニアという職業に非常に重なるということ。
竜や魔王とかではなく、いくらでも生まれてきて一般の人々を常に脅かすゴブリンを退治することに特化した主人公のスキル。
魔法や剣の才能は無いけど、知恵を振り絞って道具を組み合わせて戦う。
名声を求めるわけではなく、淡々と日々ゴブリンを退治すること勤しむ。
原動力はとある幼い頃の憎しみ、というとろはさすがにライトノベル・漫画ならではの設定だが。
いつしか、ことゴブリン退治という地味なクエストをこなし続けているうちに、ゴブリン退治のスペシャリストとなった彼の周りに人が集まっていく。
日の目を見ない、一生涯の泥臭い職人。
しかし、確実に人々の役に立っている。
救われる人がいる。
はでに経営が成功したり、有名人を見たりして羨ましくなることもあるけど。
システムエンジニアである以上、泥臭く日々作業をこなしていき、どこかで人の役に立っている。
その部分に気持ちを向けることが必要だと感じる。
まぁでも、綺麗事にしないでおくと通常の感性だったら承認欲求はある。
それは別の場所でうまく発散していった方が良い。
※ゴブリン・スレイヤーは性格が変人なので別。
システムエンジニアの業務に承認欲求を混ぜ込まない方が良いということだ。
純粋なアウトプットの障害になるので。
承認欲求を混ぜ込んだ人がどうなるか?
そこもうまくゴブリン・スレイヤーは描いている。
楽しみながら学びになる、とても参考になるダークファンタジー漫画だ。