【戦後レジーム】
1945年、アメリカとの総力戦に敗れた日本。アメリカはGHQ(連合国軍総司令部)による日本占領政策を敷く。
日本軍、そして日本兵の恐るべき強さに恐怖していたアメリカは、徹底した日本弱体化を図る。特攻作戦までやってしまう日本人の強さの根源は何か。これを徹底的に研究していたアメリカは、それは強い愛国心であると結論づけていた。この愛国心を奪わなければ、いつまた脅威となって立ちはだかるか分からない。
愛国心の根源は何か。それは歴史である。アメリカは、日本人から歴史を奪う政策をとる。
日本は悪い国であるという、徹底した自虐史観の植え付けを行ったのだ。いわゆる、WGIP(ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム)である。アメリカの歴史観、すなわちアメリカは正義で日本は悪という歴史観の刷り込みである。
大学の教壇からは保守系の教授は全て排除し、共産主義思想を持つ左翼学者にすげ替え、戦前の日本を肯定するような本は日本中から廃棄させ、大家族主義を破壊するためにワンルームマンションを作りまくって核家族化を進め、日本人にとって憩いの場であった神社から引き離すために公民館を建てまくる。
逆らえないマスコミは一斉に自虐報道に転じ、日本帝国陸海軍がいかにひどい組織であったか、戦前はいかに自由のない軍国主義国家であったか、日本がどれだけひどい侵略国家であったか、中国大陸や朝鮮半島でいかにひどいことをやったか、などなど、おおよそ実態とかけ離れた虚構を流し続けた。
朝日新聞は、政治家が靖国神社に参拝することを問題視し、これを中国に焚きつけ、また朝鮮半島で慰安婦を強制連行したというデマ記事を書きたて、日本は侵略国家としてどこまでも謝罪し続けるように仕向けた。
中国や韓国の顔色を伺い、歴史教科書の内容までお伺いを立てなければならなくなっていた。
首相がアジア諸国を歴訪すれば、毎回毎回過去の、いわゆる侵略の過去を謝罪する。それが良心的な態度であるかのように考えられるようになっていた。
そして、防衛はアメリカ頼みであるがため、アメリカの要求には常に従い、隷属国家となっていた日本。
このような戦後レジームでは、日本人は自分の国に誇りを持てないのは当たり前であった。多くの国民は、「どうせ日本なんか」と自分の考えで言っているようで、実はそれは、戦後のWGIPで植え付けられた自虐史観でしかないことを知らずにいた。
ある大学では、講義で特攻機が軍艦に到達できずに撃墜されている映像を学生たちに見せ、犬死にであったと説明し、学生たちはゲラゲラと笑っていたという。これを持って、その教授は平和教育だと胸を張っていた。祖国を、そこに暮らす家族を守るために死んでいった父祖を犬死と嗤う国。
このままではいけない。日本は、本当は世界に冠たる素晴らしい歴史と文化と民族性を持つ国なのだ。それを自覚できない限り、強い日本は復活できない。
復活するだけではない。世界の真ん中で咲き誇れる素晴らしい国になれるのだ。
戦後レジームからの脱却。
美しい国、日本を取り戻す。
2006年、遠大な目標を持って、第一次安倍政権は誕生した。
戦後最年少の総理として、安倍晋三が、立ったのだ。