先月は、「当たり前」と「有り難い」という言葉について、身の回りのことで考察してみました。
今月は、この「有り難い」という言葉から、「わが喜び」という言葉を連想したことについて書きたいと思います。
日本語で「ありがとう(有り難い)。」と言われたら、「どういたしまして。」と返答することが多いですが、英語で「サンキュー!」と言われた時の「どういたしまして。」にあたる返答の仕方のひとつに「わが喜び(マイ・プレジャー)。」という表現があったことを思い出しました。
日本語の「ありがとう。」の返答にはそぐわないですが、以前からとても好きな言い回しでした。
自分が行ったことに対する見返りなどは求めず、「他人の喜び」を「わが喜び」にできるような謙虚な心を持って、他人と自分の心にも潤いを与えられるような存在になれるように、年齢を重ねていきます。