先月は交渉というものの重要さを書いた。
今までなんとなく交渉が大事だなぁと思っていたけど、先日はっきりと意識したことがあった。
何度も書いているNFTでそれを体験した。
基本的にNFTは、発行されているブロックチェーン上で展開されるNFTマーケットプレイスで売買される。
しかし、NFTマーケットプレイスで売買すると、売った側が受け取る金額はだいたいのケースで15%引かれた形になる。
5%はNFTマーケットプレイスの手数料、10%はNFT発行者へのロイヤリティ、この2つが引かれることが一般的だ。
そのため、P2Pと呼ばれるSNSのDMで個人的に取引する人達もそれなりに出てくる。
NFTはやはり海外でのホルダーが多いので、P2Pは英語でのやりとりになり、感性も日本人とは微妙に違ってくる。
そんな中、とあるブロックチェーンのNFTで、買おうと思ってオファー出していたものが他の人にリスト価格で買われてしまい、地団駄を踏んだものがあった。
どうしても諦めきれずSNSでその外人を特定してDMを送り、直接交渉を英語で持ちかけた。
初めての本気の交渉だったので胃が痛くなり、DMを送る前はプランを練って絶対ゲットできるように相手の利益を多めに考えていくつかのパターンを想定していた。
結果、多少プラスの金額をふっかけられたが、交渉は成功して欲しかったNFTをゲットすることが出来た。
ただ、リスト価格より3倍ぐらいの費用がかかり「買い戻すとこれだけかかるのか」と痛みとともに学びになった。
NFTを続けている以上似たようなことが度々あったが、2度目・3度目になるほど効率よく交渉して目的のものをゲットできるようになった。
相手があまりにもふっかけてきたので交渉決裂したケースも経験した。
ここでNFTをやっていてよかった実感したのは、心の底から欲しい物を手に入るために本気で交渉するということを剥き出しで体感出来たということだ。
そして、交渉というものはNFTだけでなくこと生活の中で至るところで発生している。
この歳になって、汎用性の高いスキルを改めて身に付けることが出来て、心が熱くなった。
ちょっと人生が面白くなってきたと感じる。