企業価値算定方法は多岐にわたり、案件により異なる方法が使用されます。今回はよく使用される具体的な企業価値算定方法を3つを紹介します。
①時価純資産方式(コストアプローチ)
②類似会社批准(比較)法(マーケットアプローチ)
③DCF法(ディスカウンテッドキャッシュフローメソッド)
これから3回に分けて一つ一つ紹介していていきます。
■時価純資産方式(コストアプローチ):
企業の時価総資産から負債を差し引いたもの。企業の資産の実勢価値に焦点を当てており、純資産価値を用いて企業の価値を算定します。
1.企業の資産を評価し、それらの資産の実勢価値を算定。これには有形資産(土地、建物、機器など)および無形資産(特許、商標、ブランドなど)が含む。
2.企業の負債(債務や未払いの請求書など)を差し引いて、純資産価値を計算。
3.上記のステップから出た純資産価値が、企業の評価となる。