こんにちは、システムエンジニアの福冨です。
エンジニア歴は当記事作成時点で8年、まだまだ若輩者ですが日々邁進しております。
また2歳の娘を育てている状況下でもあるので、そういった家庭事情と仕事の両立方法やノウハウ、マインドといったところもお伝えしていければと思っています。
今回はエンジニアの作業時に役立つデスクグッズをまとめました。
一日長く向き合うことになるデスクとPC、その周辺を快適かつ効率的なグッズで固めることは、間接的なスキルアップと言えるでしょう。
モチベーションの維持にも役立つため、検討して損はないと思っています。
それではグッズを紹介いたします。
念のためですが、私の独断と偏見が混じっていることはご容赦ください。
1.マクロ機能付きキーボード
2.3D可動肘付きチェア
3.電動デスク
ひとつずつ解説していきます。
まず「マクロ機能」とは何ぞや? というところから説明いたします。
「マクロ機能」とは、ExcelのVBAを触れた方には聞き馴染みがあるかと思いますが、簡単に言えば「入力1つで複数の操作をしてくれる機能」のことです。
エンジニアに寄せて言うなら関数みたいなものですね。
この機能があるキーボードとは、即ち「1つのキーを押すだけで決まった入力をしてくれる機能を持つキーボード」となります。
例えば、「A」キーを押すだけで「password」と入力してくれる、といった感じです。
使い道としては以下があります。
1.PCのログインパスワード解除
2.Excel等でよく使う一連の動作の簡略化
まず1について。
セキュリティに厳しい環境で仕事をしたエンジニアなら常にやっている、「離席時にはPCをロックする」動作。
トイレが近かったり、リモートで家事をしつつ仕事している人は一日に何度もロック解除をする必要があります。
それを毎回入力するのは時間やメンタルを無駄に浪費してしまいますよね。
それを「マクロ機能」で一度登録さえしてしまえば、キー1つで解除ができるようになってしまいます!
便利なだけでなく、マクロ機能によって長ったらしい文字列が自動で打ち込まれていく様は気持ちが良く、離席で落ちたモチベーションを復活させてくれます。
反面、マクロ機能の起動方法を知られてしまうとセキュリティ的にまずいので、現場で使う際はバレないようにしましょう。
次に2について。
例えばExcelで指定のセルに格子の罫線を引く場合、キーボードだと「Alt → H → B → A」と入力する必要があります。面倒この上ありませんね。
設計フェイズを担当していて、レイアウトに厳しい案件の場合はこの入力を何度も行うはめになります。
(マウスなら2クリックで出来ますが、エンジニアとは極力マウスを握りたくない種族なのです…私だけ?)
そこでマクロ機能の活躍です。
上記入力をマクロ登録しておけば、キー1つで罫線を引くことができます。
罫線以外にもキーボードだけで入力できるExcelの操作は色々ありますので、まずはよく使う機能のキーボード入力方法を調べてみてはいかがでしょうか。
そのうえでマクロの素晴らしさを実感いただければと思います。
この2つ以外にも、テストフェイズでログイン画面をパスする時や、形骸化しているチェックリストのチェック作業、ゲームのログイン時など、
同じキーボード入力を何度も行う場面では輝くこと間違いなしです。ぜひご検討ください。
参考までに、私が使用しているのは以下のキーボードになります。絶版らしいので最新の型を見てみてください。
https://x.gd/math8
たかがチェア、されどチェアです。
チェア沼は非常に深いことで有名ですので、触りの部分だけ説明したいと思います。
こんなところでガチの方にマサカリ投げられても困りますし…
デスクワークでは切っても切り離せない存在、それがチェアです。
その中でも私がこだわっているのは、「肘置き」の部分です。
一時期、肘置きのないチェアで作業していたのですが、とにかく肩が凝ります。
それもそのはず、常に肘を浮遊させているのですから、腕に力が入り続けるのです。
結果として腕を支える肩に負担がいき、肩こりになってしまいます。
やっていることは中腰キープみたいなものです。
そこで肘付きのチェアに変えてみたのですが、これもダメでした。
理由としては、肘の高さがデスクよりも下だったのです。
結局デスクの高さまで腕を上げる必要があり、疲労軽減には至りませんでした。
試してはいませんが、肘置きがデスクよりも高い位置の場合も、同様に効果はない(むしろ悪化する)でしょう。
ですので、キーボードと長くお付き合いをする場合は適切な高さの肘置きが必須です。
また、通常の肘置きはデスクに対して垂直にまっすぐ向いていますが、これも微妙です。
キーボード操作の際に、腕が肘置きよりも内側に来るためです。
キーボードに触るたびに腕が空中浮遊していては、結局意味がありません。
そこで3D可動肘のチェアの出番です!
3D可動肘は、高さ、前後、角度の調整が可能です。
なので上記の悩みをすべて解決してくれます。
さらに4D可動肘というものもあり、これは左右に動く仕様のものです。
肩幅にしっかり合わせることでより疲労を軽減できるので、余裕があれば4Dをお勧めします。
(私は既存のチェアの幅で問題ないので、3Dで留めています)
参考までに、こちらも私が使用しているチェアをご紹介します。
これは小柄な人でも有効に使える仕様が多いため、女性にもおすすめできます。
https://x.gd/rzzRX
なぜ電動昇降デスクが必要なのか、まず第一に「適切な高さで作業できるため」です。
チェアの所で説明した通り、作業するには疲労をなるべく溜めない適切な高さがあります。
チェア側でデスクに合わせられれば良いのですが、そうもいかない部分があります。
それが「デスク側の高さ」になります。
例えば私は身長が164cmなのですが、この場合、キーボード操作に適切なデスクの高さは64cmと言われています。
ネットで調べればこのあたりの計算をしてくれるサイトがあり、実際に合わせると確かにフィットしました。足でしっかり身体を支えられるんですよね。
しかしデスクの高さは標準で70cm。これよりも小さいデスクはなかなか存在しません。
これを解決してくれるのが電動昇降デスクになります。
ものにもよりますが、下限60cmまで自由に調節できるため、私のように小柄な人でもしっかり合わせることができます。
私は長時間の作業でも疲れにくくなり、結果的に効率が上がりました。
これだけなら頑張って適切な高さのデスクを探すか、手動で調節できるデスクでも良い、となるかもしれません。
ですが大事なのはここからです。
電動昇降デスクが良い2つめの理由が、「スタンディングワークもできる」です。
スタンディングワークとは、名前の通り「立って作業」のことです。
前回の記事でも触れた通り、長時間座っているのは血行の悪化につながり、健康的にも集中力的にも良くありません。
スタンディングワークはそれらの懸念を解消してくれるだけでなく、気分転換やリフレッシュにも効果があります。
しかしスタンディングワーク用のデスクを別途用意するのはスペースもとりますし、何よりノートPCでないと端末の移動ができません。
そこで電動昇降デスクの強みが発揮します。
電動昇降デスクであれば、追加スペースが必要なく、デスクトップPCであっても問題なくスタンディングワークに興じることができます。
配線だけは注意する必要がありますが、重いモニターをいくつデスクに置いていようとボタン1つで高さを変えられます。
手動調節デスクではできない芸当ですね。
電動昇降デスクも私が使用しているものをオススメ…と思ったのですが、
通販サイトで見つけた格安のもので、1年もしないでガタが来ているので控えておきます。恥ずかしや…。
既に導入している方がおりましたら、是非オススメをご教示いただきたいです。
グッズ紹介は以上になります。
デスクワーカーといっても様々、やることも環境も違うので、これが正解とは思いませんが、
快適な作業環境を手に入れるための一助となれれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。