一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

こんにちは、永田です。前回投稿でもありましたが、今回投稿も前回より2ヶ月以上経過してしまい申し訳ありません。今回の投稿も前回に引き続き、来年4月カットオーバーに向けて絶賛テストフェーズ実施中のため、その途中経過についてご報告したいと思います。

勤怠状況としては悪化の一途、休日作業は当たり前となってしまいました。平日の日中はテスト実施していただいているメンバーからの質問の対応、障害報告に対する判断と指示、その状況を取りまとめて進捗報告をしていると、自分が担当しているテスト結果の検証や課題検討が全く手につかない状況となってしまいます。そのできなかった作業を仕方なく休日に作業せざるおえなくなり、そのサイクルから抜け出せなくなっています。その結果、月間作業時間が300時間に迫るほどになっており、10年前くらいの働き方を今でもやっているのか、と思いがっかりしました。こんな現場は今でもあるのか分かりませんが、システム開発の現場は意外と聞けばあるのではないかと思っています。ニュースでみずほ銀行のシステム障害や三菱UFJ銀行の他銀行への送金システム障害などありますが、その障害対応は不眠不休で対応しているのだと思います。さらに、メディアはなぜそれが起こったのか発表がないと納得いかないので、現場ではその犯人探しと明確なエビデンスを探すのにメンバーが狩りだされることになっていると思います。入社当時は最先端の仕事だと思っていましたが、先輩などからは「頭を使う肉体労働」と兪やされ、それが今も変わらないことに古い業界体質だなと思いました。

そんな厳しい状況の中進めているテストの主に品質状況ですが、やっと見つかるべき不具合が出ており、品質向上されているように感じられます。これまでは自分たちで作成した部分のみで実施していたため、客観的な評価がしづらくこれが正しい、と思いこみながら進めていました。現在は近辺のシステムとの結合テストを行っているため、明らかに自分たちの作成したところがおかしいことも気づき、本当はこうあるべきだったんだ、ということに気付けるようになりました。また、近辺のシステムを担当する方とも会話がしやすくなり、指摘されることもあり、品質向上が加速度的に進んでいる要因なのではと思っています。

それでもまだ不安なところが多くあるというのが本音のところです。私たちの担当する部分はお客様へ共済金を支払いすることを目的としていますが、生命保険というのは何十年も続くものであり、その間は一貫してシステム管理できていなくてはならず、過去にどのようなことがあったのか、その結果今回の請求について共済金を支払ってもよいのかを判断、算出しなければなりません。その過去にどのようなことがあったのか、は人によって千差万別であるが、システムとしては考えられるあらゆるパターンを確認しておく必要があります。私たちもそうですが、周りの機能システムも遅れていると聞いており、機能間のコラボしたテストが圧倒的にできていないことに不安を感じています。設計している時点で機能間の話し合いや検討が十分にできていればまだしも、誰が担当なのかも分からない環境でうまくいくイメージが湧かないところが不安の原因だと思っています。

今後は毎月ご報告できるように頑張りたいと思います。ただ、労働環境が改善されるかは怪しいですが、私をサポートいただけるリーダーが10月から着任されているので、より自分がやるべき作業に集中できることを期待したいと思います。来月以降は作業時間が落ち着くことを切に願います。

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永田 裕之

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