現在私は保険会社向けのシステム開発に携わっているのですが、重要なポイントとして
実際の仕事でこのシステムがどのように使われるかを想像することを挙げています。
例えば、契約が保険料の未納により失効するケースを考えた際、要件はこう書いてあるが
現実的に起こりうるケースとして不足しているものやあり得ないケースがないかを考えるなど。
不足分はもちろんですが、要件を決めていく過程では存在しない事象やあまりにも稀であるケースは
システムでサポートしないことを決めることで工数・コストの削減につながることもあります。
もちろん初めからこのような分析ができるわけではありませんが、常に使用するユーザの視点を持つことで
感覚は養われていきます。
保険会社がシステム開発を依頼するからには、システム会社側も保険システムのスペシャリストであることが求められるため、
ITだけでなく相手の業界のスペシャリストであることが重要と考えています。