みなさんご機嫌よう!
総武線大久保駅南口徒歩30秒の場所で「アニメとマンガで仲間を増やせるバー」のオーナーをしております高安です。
日々日々年の瀬が近づいてきておりいよいよ冬本番の様相ですよね。
毎日みなさんのおかげで有意義な生活をさせて頂いております。
本当にありがとうございます。
さて本日は以前も書いたかもしれませんが、このお店が出来るまでの一連の流れと、今まで私がどのような生活を送ってきたかを少し書かせて頂きたいと思います。
私は茨城県の県庁所在地の水戸市という場所で19歳まで生活をしておりました。
両親は教員で、一緒に生活をしていた母方の祖父も警察官という公務員一家です。
そういうこともあってかかなりカタイ生活を送っていたような気がします。
その反面中学・高校はかなり自由な校風のところで青春を送っていたので、いつぞや早く茨城を飛び出して身軽になりたいと強く思っていました。
一年の浪人を経て無事東京の理系の大学に進学した私は学校生活もそれなりにエンジョイしつつ、専ら秋葉原の某アニソンDJバーで飲み、自分よりも年上の方々と遊ぶようになりました。
元々人とのつながりを増やして全く違う価値観に触れることが好きだった私は、少しずつお酒の席で誰かと話して仲良くなるということがとても心地よかったのだと思います。
そうこうしている内に大学も研究室選びの時期になり、実際に小さいながらも研究テーマを与えられ先輩や指導教官のもと取り組んでいくことになりました。
理系の大学だったので将来は研究職や開発職にいくことを夢見ていた私の将来図は、ゴリゴリの体育会系の指導教官とのウマが合わず頓挫することになるのですがまたそれは別の機会に。
大学院進学を早々に諦めた私は研究室もそこそこに就職活動をしつつ、秋葉原にもいきつつ、どうにかこうにか大手企業の技術職の内定を得て無事卒業をしました。
そしてとてつもなく楽しい研修期間を経て神戸の工場の配属となり、神戸に移住することとなります。
正直、仕事は私自身の物覚えが悪かったことと全く仕事そのものへの興味が湧かず、プライベートを充実させる方向に動いていきました。
秋葉原で慣れ親しんだお店から遠く離れたので似たような場所を神戸で探すのは自然な流れでした。
ここで神戸のアニソンバーやサブカルバーをいくつか見つけて通えたのは後々本当に人生の分岐点だったように思えます。
元々関西の方々が持つ雰囲気もあってなのか、人と人との適切な距離感や人間関係のあれこれ、そういった基本的な部分を学び直せました。さらには秋葉原で築いた人間関係の深耕にも個人的には役に立ったと思います。
先述の大手企業は1年半で退職して、転職してからも神戸には住んでいました。
本当にお店を中心とした人間関係の居心地が良かったのだと思います。
当時付き合っていた彼女が就職で東京に向かうにかこつけて東京異動をするまで3年弱本当にいい思い出でした。今もずっとずっと住み直したいと思っています。
そんなこんなな異動をキメて埼玉に移り住みましたがここで立て続けに、彼女と別れコロナがやってきます。
自然と今までとこれからの人生に目をやる時間が増えました。
転職を繰り返しても正直仕事に対して本気になりきれない自分とキャリアは切っても切り離せない存在だと自覚が強くなり始めました。
そして当時経営企画にいたのですが、社長の「起業するなら早い方が良い」という言葉に強く背中を押され、いつコロナ禍が開けるかも分からない2021年8月に退職を決意し、何かしらで起業しないといけない状況に自分を追い込みました。
どのような形で起業するのか考え倦ねていましたが、たまたま自分の周りに未経験で起業した方の割合が一番大きかったのが何故かサブカルバーだったのでサブカルバーで起業を決めました。
無論自分自身もサブカルバーには大変お世話になっていましたのでこの業態で起業することには違和感は無かったです。
決めてからは主だって湯島のエリアで物件を探していました。秋葉原から近く、家賃相場が安いことが良かったからです。
結果的に全く違う新宿・大久保エリアになるのですが本当に良い出会いが湯島でもありました。
親身になってお話を聞いて下さるサブカルバーの店長さんオーナーさんや、業態は違うものの同じく開業を目指されていたメイドカフェバーのオーナーさんには本当にいい刺激を頂きました。
そして紆余曲折を経て2023年4月29日大久保に「アニメとマンガで仲間を増やせるバー」一九余一は開店しました。
開店にあたりお世話になり今も仲良くして下さる秋葉原・神戸・湯島の方々には感謝してもし切れません。
また、今お店を盛り上げて下さるスタッフのみなさんや開店以降新たに親しくして下さるお客様、大久保歌舞伎町の方々にも改めて感謝申し上げます。
一九余一のコンセプトである「アニメとマンガで仲間を増やせるバー」というのは今まで私が通ってきたサブカルバーでの楽しかった気持ちをみなさんにも持って貰いたい、そしてその出会いから少しだけ人生を変える何かを得て欲しい気持ちの表れです。
お店のいらっしゃるお客様が喜んで頂ける接客、スタッフが喜んで頂ける環境・条件、そしてお店に立つ私自身が楽しくあれるようなお店をやっていきたい、そういった気持ちを伝えたくてこの記事を書きました!
より良いお店にしていきますので何卒よろしくお願い致します。
髙安秀徳