五十肩は、主に次の3つの原因で発症します。
①腕の筋肉の先端にある腱の炎症(上腕二頭筋の腱炎)。
②上腕骨頭を取り巻く幅広い筋腱組織「腱板」が損傷、または断裂を起こした場合(腱板の損傷)。
③骨と腱板の間にある「肩峰下滑液包」が炎症を起こしたり(肩峰下滑液包炎)、石灰が溜まった場合(石灰沈着)。
五十肩は、どんな人がなりやすいのか?
40代以降の人に起こりやすい、男女差や運動習慣などによる違いはありません。長い期間、スポーツや仕事によって、肩関節(腱など)を酷使し、過去に関節を傷めたことのある人は、五十肩になると、治りにくい傾向があります。