ナマステ! Takuです。
ワインバーグの「Agile Impressions」を読んでいたところ、とても印象的な箇所がありましたので紹介したいと思います。
Is Waterfall the Opposite of Agile?
One of the most common ways would-be Agilists behave unreasonably is by pummeling the Waterfall approach.
ウォーターフォールはアジャイルの対極なのか、という疑問。
アジャイルを説明するときにウォーターフォールと比較しているのをしばしば見聞きしますが、なんとなく違和感がありました。
これについてワインバーグが文中で述べていることを私なりに解釈してまとめると以下のようになります。
ウォーターフォールでもアジャイルでも、多くのマネージャーはプロジェクトで発生する変化をコントロールしようとする。
ルールを作ることで変化をコントロールしようとするが、しかし変化は止められない。
ルールにルールを重ねた結果、「ウォーターフォール」と呼ばれるが実際には全く異なる正体不明のアプローチが生まれる。これが、アジャイルの真の敵である。(つまり敵はウォーターフォールではなく、この正体不明のアプローチである)
この状況に置かれたチームの暗く湿った雰囲気から、ワインバーグは「Lugubrious approach(陰惨なアプローチ)」と命名しました。
我々はこの陰惨さと戦うためにアジャイルを実践します。
ルールやプロセスを守る・守らせるのが目的ではなく、チームが”Lugubrious”にならないようにあらゆる手を尽しましょう。
私たち自身と、ご家族や親しい方々、そして世界中の全ての方々に平安を。
OM, Shanti, Shanti, Shanti