一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

OpenAIが進化して広まるとプログラマーが不要になる?ということを、Xの投稿で見かけた。

しかし私は、OpenAIが進化して広まってもプログラマーが不要になることはないと確信している。

OpenAIは作りたいプログラムをショートカットしてくれる。
しかし、詰めとなる部分はどうしてもプログラマーがやらないといけないと思う。

ビジネスモデル→要件定義→設計→実装(プログラム)→テスト→ローンチ、というように制作のフローがある。
ChatGPT等OpenAIがこのプロセス単体の中身をショートカットしてくれるかもしれない。

ただ、ビジネスモデルを成り立たせる実装を、しかもオブジェクト指向を踏まえてしっかりと組み上げるためには、やはり人の頭が必要だ。
ビジネスのオブジェクトをしっかりとイメージして、データベースに落として最適化し、モデルクラスを作りコントローラーを考慮し、ユーザーインターフェースであるビューファイルを組み込む。
OpenAIがいくら進化したからと言ってもこの一連の制作の流れを丸投げに出来るとは到底思わない。

人の頭の働きが間違いなく必要・・・という製造プロセスを経験せずにChatGPT等に触れている人はピンとこないかもしれない。

プログラマーが不要になることは無いだろう。

むしろ、プログラマーが意識すべきツールの一つとしてOpenAIが台頭してくるのでは?と予想している。

とは言え。
不勉強でChatGPTも使ったことが無くビジネスモデルも頭に浮かべることが出来ない、プログラミングのレベルも低い、そんなプログラマーは淘汰されるかもしれない。

つまり、全てのレベルのプログラマーを一括りにして要不要を論じるのではなく。
ビジネスモデルや要件・設計を分かっていたり、ツールを使いこなしたり美麗なプログラムを書くプログラマーは生き残り。
不勉強でツールも使えずプログラムのクオリティも低い、そんなプログラマーは不要になっていく。
そういうことだろう。

OpenAIはプログラマーをふるいにかけてくれるのかもしれない。

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今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

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