一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • プログラミング経験0の私が、安易な理由でプログラマーになって起きた悲劇

四年制大学の経済学部に在学中、夢も何もない私は、

・給料が良いから

・残業代で稼げそう

・営業はしたくない(人と話すのがあまり得意ではない)

・文系学部卒、プログラミング未経験でも受け入れてくれる会社が多い

・人手不足だから、簡単に内定貰えそう

といった安易な理由で、SEを目指すことになる。

予想通り、すぐに未経験SEとしての就職が決まった。

ひかし、悲劇は入社後すぐに始まった。

3ヶ月間の外部研修の中で、集中してプログラミングを学んで習得し切ろうと言うのがわたしの思惑であったが、全くその通りにはいかなかった。

Java・MySQL・HTML・CSSが研修内容であったが、一つ躓くと、全く研修が前に進まなくなったのである。

講師に実技問題を出されては、全くプログラムを組むことができず、時間切れで解答を頂く。

解答を見てもわからない。

何がわからないのかわからないので、質問ができない。

基礎から3ヶ月で詰め込もうと言うのは、無理な話しだったのである。

あっという間に3ヶ月が経ち、会社に戻ることになる。

先輩・上司からは、良い評価はもちろん頂くことはできなかったが、もっと辛かったのはそれでも期待をされていたことだ。

私はその期待になんとか答えなければと思い、平日は夜遅くまで、休日は丸一日勉強に励んだ。

過度なストレスで、吐き気を催す日々が続いた。

そんな日々を半年ほど続けたところで、やっと良い評価を貰えるようになった。

これは決して美談ではなく、私にとってはトラウマで、2度と繰り返したくない出来事だ。

この経験をしてよかったと思うことが出来ないほどだ。

しかし、悪いことばかりでもなかった。

努力さえすれば、稼ぎやすい職業であることに間違いはなかった。

手に職は付くし、転職することもフリーランスになることも、難しくない。

更なるステップアップに向けて、適度に頑張っていきたいと、プログラマー7年目になって、やっと思えるようになった。

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