いつも穏やかであった方が徐々に被害妄想的発言が強まりリハビリにも影響が出る場面があります。
被害妄想にも種類があり、対象者は認知症による被影響妄想が考えられました。
「自分の思考や行動が他人にコントロールされている」妄想により「あの人に足を引っ掛けられた」「呪うわよと言われた」など主な発言でした。
食事量も減少し、居室に籠るようになり活動性低下も認められました。
対応として①否定しない②責めない③妄想の対象となる方と適切な距離を保つを継続し、ある日突然症状は消失しました。
現在は以前のように穏やかに過ごされています。
施設職員とその日の状況を共有しながら、何が適切な対応かを考えることが大切です。