今回は、会計ソフトについてお話したいと思います。
個人事業主、フリーランスの方は何かしら会計ソフトで帳簿管理していると思います。
昨今、電子帳簿保存法やインボイス制度の施行等もあり、各種要件を満たすためには、自身で頑張るというよりは、法制度に対応した会計ソフトを利用することがベターかと思います。
ウェブ等で検索するとわかりますが、会計ソフトというと、だいたい3社(F社、Y社、M社)に絞られるのではないでしょうか。ここでは、私が感じた各社の会計ソフトについてご紹介したいと思います。ただし、私が開業した当時の記憶であり、最新の状態では色々と改善されているかもしれませんのでその点ご注意ください。
①F社
F社の特徴は、会計知識がなくても独自の入力に従って必要な事項を入力すれば仕訳等が自動で作成されるというところでしょうか。会計知識のない方は非常に重宝しているのではないかと思います。ただ、私の場合は、若干の会計知識(簿記3級程度?)があり、こういった仕訳をしたいというイメージがある状態でしたので、逆に独自の入力方式に混乱して非常に使い勝手が悪く感じました。
②Y社
Y社の特徴は、会計知識がなくてもあってもそれぞれの入力方式が選べるところ。また、電話サポートも付いているので困ったときには電話で直接サポートを受けられるというところです。仕訳の入力のしやすさという点ではよかったのですが、私が試した当時は、仕訳の入力と、証憑の添付/紐づけが直観的にわかりにくく、私的にはしっくりきませんでした(どうやら当時はまだ開発途中だったようです)。
③M社
M社の特徴は、Y社と同じく、会計知識がなくてもあってもそれぞれの入力方式が選べるところ。また、電話サポートにも対応しています(有料)。あと、Y社でしっくりこなかった証憑の添付/紐づけも特に違和感のないインターフェースでした。私は迷いなくM社にしました。敢えていうならば、M社の会計ソフトはある程度の規模間の事業者向けに作られており、非常に多数の機能が搭載されていますが、私は1人事業主なので使用することもなく、若干機能を持て余しているという点が心残り(私の問題)というくらいです。
最新状況はわかりませんが、当時は、各社ともに1ヵ月無料で使用できる試行期間がありましたので、私はすべてお試しで使用してみました。その使用感で一番しっくりきたソフトを契約しました。
長く使っていくソフトになりますので、ウェブ上の情報だけをうのみにせずに、実際に自分で使用してみることをお勧めします。これから開業される方の参考になれば幸いです。