一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 苦しみのなかにも喜びがある 喜びのなかにも苦しみがある

今年もあっという間に3月が終わろうとしています。

色々な環境の変化や、別れ、

様々な感情が刺激されやすい時期ですね。

 

私たち人間は、何かうまくいかないことがあると、

「どうして自分はこんなに苦しいんだろう」

「周りの人はうまくいっているのに、自分がダメな人間だからだろうか」

そう思ってしまうことがあります。

 

その思いに飲み込まれてしまうと、ただでさえ辛い気持ちが、

もっともっと深みにはまって、落ち込んでいってしまうことも。

そんな時にお勧めな考え方があります。

 

セルフ・コンパッション(自分への思いやり)のなかの、重要な要素のひとつに、

「共通の人間性」というものがあり、私はこの考え方がとても好きです。

それは、

どんな人も、うまくいっているとき、うまくいかないときがある。

どんな人も、うまくいっている面、そうでない面がある。

そういう意味で、人は、みな同じ、共通性があるんだ、ということです。

 

私たちは、職場や学校など、社会に出ると、それぞれの責任や役割を果たすため、

表向きポジティブであろう、前向きであろうとします。

そのため、特に気持ちが弱っている時に周りの人々を見ると、

みんながとてもうまくいっているように見えてしまうのです。

でも、そんな”うまくいっている”ひとたちでも、

実はその同じ瞬間にとても大きな苦しみを抱えているということもあります。

 

人はみな、同じ瞬間に、苦しみと喜びの両方をもっているものなのです。

そう考えると、

辛いときでも、「私はひとりではない」「孤独ではない」と感じられたり、

周囲の人々にも、同じ苦しみを抱えながら頑張っている人たちなのだ、と、

思いやりを向けられたりするなぁと思います。

 

辛いとき、孤独を感じるとき、私はこの「共通の人間性」という考え方に

支えられることが多く、カウンセリングのなかでもよくクライアントさんにお話しています。

もしよかったら、参考にしていただけたら嬉しいです。

 

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