4月始まりの理由
そもそも年度の考えが日本に入ってきたのは明治時代になります。
そして初めて会計年度が定められた1869年(明治2年)がその始まりといわれています。
会計年度の初日が4月1日になったのは、1886年(明治19年)。4月という時期である理由として、よくいわれるのが、当時の日本は農業国で江戸時代は米による税金(年貢)の納付であったこと。
江戸時代なら年貢は米で納める現物納でしたが、明治からは現金で納める金納に変わります。そのため、米の収穫を終えて、それを売って現金に換えて、それから納税する。そして政府が現金を徴収して予算編成する。という流れになります。
12月末で区切り1月より新年度とすると、スケジュール上非常に困難だったので4月に会計年度が設定されたという理由です。