非常に面白い本でした。ただ使い道はないかなと思います。
理由としてはそもそも通じないのではと。
「重さがマイナス」・「黒田清隆」・「MP3が普及した理由」くらいは通じるかもしれませんが、そもそも前提知識がないと通じないということがあると思います。
ツッコミを入れたらポカンとされて、さらに解説までされられた日にはちょっと心にクるものがあるでしょうし、なんかうまいこと言おうとしてすべった感じにとらえられるのは目も当てられません。
旧Twitterで教養とはみたいなことがバズってたのを見たのと、自分の周りの友人から得た実体験なのでデータの少ない持論なのですが、教科書に載っていた物語や事象をネタにしても思えている人はほとんどいないので伝わらない身内ネタくらいにしかならないというのがあります
居酒屋とかで足元をスマホで照らしたときに「どうだ明るくなったろう」と社会科の教科書にあった第一次世界大戦の戦争特需による成金を描いた風刺漫画のセリフを言ったとして、大体は「なんだお前」みたいなリアクションか苦笑いされるのが関の山だと思います。
友人はそうなって悲しい思いをしたと報告してくれました。
作者があとかきに忌野清志郎の「ユーモアが大切なんだ。ユーモアがわからない人間が戦争を始めるんだ」と引用していましたし、笑いのわかる大人になりたいと思うところです