一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

みなさん
きのこ伝説って知ってますか?

最近やたらと広告で見かけて
「またこういう系の広告がやってるな」程度で見ていたのですが
最近アプリの売り上げランキングを見てたらめちゃくちゃ上位にいて売り上げを見たところ…


#セルラン分析/ゲーム株『Game-i』参照
https://game-i.daa.jp/?APP/6473767344#goog_rewarded

50億!?!?

近年ここまで売れているゲームはなかったのでめちゃくちゃ驚きました…。
広告見た時はせいぜい3億くらいかなと思っていたので

◆実際にやってみた

そんなに売れるなら何かあるだろうと実際にプレイしてみました。

基本システムはひたすら強化して数値で殴り続ける放置系RPG。
ただ、クセになるなって思えるシステムをしていたので軽く紹介します。

①育成がガチャ

キノコ伝説:勇者と魔法のランプ(キノデン)】キノコ一族の勇者と魔王の討伐を目指す放置RPG|OnlineGamer → キノコ伝説】序盤攻略:リセマラやおすすめ装備・技能を徹底解説 - Shinya yakudati blog

ゲーム画面はこんな感じで
ランプをタップすることでランダムで装備が出てきます。

出現する装備のレベルはおそらくプレイヤーレベル。
レアリティはランプのレベルに応じて出現確率が上昇していきます。

キノコ伝説引退戦力28000k|キノデン|ゲームクラブ

このランプのレベルを以下に早く上げていかに早く強力な装備を揃えるか
その数値の上昇を見て強くなっていくのを楽しむのが基本的なゲーム性になります。

このランプはミッションやイベント、クエスト、課金など入手経路が様々になっており
序盤は結構余りがちなのですが、後半になってくるとすぐ枯渇します。

ガチな人たちはこの枯渇する時間を作らないように課金でランプ集めを頑張っていると思われます。

②凄まじい量のガチャが引ける&育つガチャ筐体

ランプによる装備ガチャとは別で
スキルを入手できる技能ガチャ
ペットを入手できる仲間ガチャ
の二種類のガチャを引くことができます。

こちらはガチャチケットorゲーム内の石で引くことが出来、
これも引けば引くほどレベルが上がり入手できるレアリティが上がっていくというシステムでした。

そしてこのガチャ、とんでもない数引けます

私は二週間ほどキノコ伝説をプレイしたのですが、
数えるのも面倒なほどガチャを引いていました…

覚えていないですが10000回近く引いたんじゃないでしょうか?
気づいたら石やチケットが貯まってるんですよね…

このガチャ筐体の育成もこのゲームの醍醐味だと思います。

(正直レアリティが上がっても数字が大きくなるだけでゲーム体験に変化はほとんどないのですが…)

◆結局面白いのか

ここまで書いた感じだとただガチャ引いているだけのゲームじゃんって思いますよね

やり始めた時の私も同じことを思っていました。
まぁ、数日やったら飽きるなと思ってやっていたのですが、

やればやるだけどんどん戦闘力が上がっていく
ランプやガチャ筐体のレベルアップで持ってない装備やスキルが手に入る
装備が上位レアリティで揃っていく

このあたりが結構クセになって意外と面白かったです。

ただ、後半になるにつれて育つスピードが遅くなっていき、
これ以上同じ楽しさを維持するには課金しないと厳しいなと感じて二週間ほどで辞めてしまいました。

◆なんでこんなに売れてる?

大きく分けて二つの要因があると思います。

①課金しただけ強くなる

このゲームは全ての強化に時間が必要になってきます。

ガチャゲーってことは運の要素が大きいんじゃないの?と思うかもしれませんが
その引く回数があまりにも多すぎて確実に収束します。

なので課金でガチャを引く権利を得ることが時短になっています。
また、ガチャを引くとガチャ筐体のレベルが上がるのでそういった面でも育成に直接絡んできます。

さらに、かなりの高頻度で通常に課金するよりもお得なパックが出てきます。
(クエストの進行に合わせてパックが出てくる)

なので、ガチで課金する人はそれを全て買うと思うととんでもない額の課金を要求されることになります…。
私のように課金せずにプレイしているプレイヤーがほとんどだとは思いますが、
広告による圧倒的ユーザー数と超高ARPPUによってとんでもない売り上げを叩き出していると予想できます。

②サーバーがいくつにも分けられている

私がいるサーバーはs575なのですが、
サーバー選択を見ると現在s645まで存在しているようです。

キノコ伝説のリリースが2/25と考えると4/24まで61日
毎日10個ものサーバーが作られていることになります。

サーバー1つに何人いるのかはわからないですが、
プレイしている感じ最低でも1000人はいるかと思います。

このことからわかることは

  • 全員ほぼ時間による差はないので課金額がものを言う世界
  • 何万人もいるわけではないので上位の順位を狙いやすい
  • 人数が少ないので課金した時の順位の変動もわかりやすい

と、課金をしたくなる&課金をしたら札束での殴り合いが始まる構図ができています。

この作りのせいで

その狭いコミュニティで強さを誇示するために課金に手を出したユーザーが
湯水のように札束を溶かしているのです。(と言う予想)

◆まとめ

以上、いかがでしたでしょうか?

私も実は一回だけ試しに120円の課金をしてSSR武器を入手していました。
ただ、数日後にその武器より強い装備が出に入ってしまい、その武器がすぐ不要になったことで
このゲームに課金するのはやめよう…となって課金しなくなっておりました。

私のようにこういったゲームに課金しないユーザーが多いとは思いますが、
課金者を逃さない蟻地獄のような仕組みには関心しました。

ただ、これ系のゲームは今までもよく出てはいるので
キャラデザも可愛いくて誰でも始めやすいからこそキノコ伝説は成功したのかなと感じています。

今後のゲームを考える上での引き出しの一つとして頭の中に残しておこうと思います。

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後藤 勇人

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