一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

今回は梅核気についてお話ししたいと思います。

梅核気とは、喉頭に異物感や閉塞感がある症状(のどが塞がれた感じ)で吐こうとしても吐き出せず、飲み込もうとしても飲み込めない事を言います。
東洋医学的な言葉で梅の種(核)が詰まっている様子に例えて、「梅核気」と言います。
現代医学では、ヒステリー球とか喉頭異物感症と言う事もあります。

東洋医学では、気滞や痰湿で痰がのどに生じると梅核気になるとされています。
※気滞:臓腑や経絡の気が停滞し、生理機能の円滑な活動が阻害されること
痰湿:飲食物中の水分を吸収することが出来ず水分が体内に滞ること

原因としては、
心理的な要因が関わっている事が多いとされています。

発生機序としては、少し東洋医学に書くので難しいですが、
思慮(思い悩み)過度→脾を損傷→脾気が鬱結により痰が生じる→痰気が阻害→咽喉や胸郭上部に詰まる。
要は思い悩みによって自律神経失調が起こり、のどの筋肉が過剰に緊張することによるものと考えられています。

なりやすい人の特徴としては、
女性に圧倒的に多く発症するが、男性にも起こる
性格が関与している、特にくよくよタイプ、小さな事を気にするタイプ、心優しい内向的タイプ、矢印が自分に向くタイプ
逆に我の強いこだわりタイプ、自分の主張が通らないと我慢ならないタイプ
また、性格は急に変化しない為、一時的に良くなっても、何か不満や心配事があるとこのような症状が再発する傾向あります。

もし上記のような症状で、お悩みの際には、鍼灸治療を受けてみるのはいかがでしょうか?

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関 智久

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