現状のドル円相場は、金融緩和を続ける日本と引き締めを継続する米国の金利差の拡大によって、
永く円安状態が続いています。日本円は金利が低いため、円売りが止まらず円安が引き起こされているのです。
円安は、輸出企業の売上・利益には寄与しますが、原材料を輸入に頼る企業にとってはコスト増大となり売上・利益の足枷となってしまう。
現在の日本市場は、円安によるプラス要因とマイナス要因との綱引き状態ですが、
2024年3月に日銀がマイナス金利を解除、一方で米国は年末ごろより利下げを段階的に開始する見通しとなれば、
来年以降徐々に日米金利差は縮まり、円の価値は上がっていくと期待できます。
そのことを踏まえ今後を見通すと、円も日本株(特に原材料を輸入に頼る企業)も今が仕込み時なのではと考えられますね。