前回紹介した不安は頭の中や、思考に生じるもので、認知的不安に分類される。これとは別に、身体が熱くなる、ドキドキする、手に汗をかく、といった身体に生じる身体的不安がある。身体的不安とスポーツのパフォーマンスは逆U字関係にあり、身体的不安が低すぎても、高すぎても、良いパフォーマンスは発揮できないが、高くも低くもない状態であればパフォーマンスは一番良い結果が出る。全く身体的不安がない状態よりも、多少の不安があった方が、良いパフォーマンスが出るのである。
続く