一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • ぶーちゃん受け入れプロジェクト

今年のゴールデンウィークは豚舎設置に明け暮れました。

正確には4/2から始まった受入施設整備。

諸事情により所在地は明かせないですが、とある動物愛護団体が廃業寸前の養豚業者に掛け合って、残りの豚たちを屠殺に出さないよう説得。

現在残っている8頭全頭を引き取る事を条件に承諾。

そこからこのプロジェクトは動き出した。

そもそも何故この豚たちを救いたかったのか、それは既に身体が大きくなりすぎてしまった豚たちを屠殺するには、システマティックに屠殺ラインに乗せられない。(もっとも屠殺ラインに乗せたところで苦痛を軽減しない日本の屠殺方法は世界から見てもも倫理的に低評価だが)

1頭1頭、残酷な格闘をしながら血の海の中でもがき苦しまながら死んでいかねばならない。

食肉の是非を敢えてここでは語らないが、この非人間的で残酷な所業を知っているからこその説得なのだ。

多くの活動家が集まって休日をボランティアに費やした。

ほぼ全員が建築作業を知らない人たちで唯一僕だけが建築業界なので分かる範囲で指導した。

4月上旬からの毎週末と、休日を使って朝早くから夜遅くまで作業してようやくギリギリの5/19に受け入れ可能な状態に持っていき、翌5/20に豚たちを迎え入れた。

豚たちは恐る恐るトラックから降りて、周りを確かめながらゆっくりと一歩一歩未来へ進んで行った。

生きる権利を与えられなかった生き物が少しづつ生きる権利というものを与えられる幸せをこれから実感していくだろう。

あなたが豚や牛などの生まれながらにして生きる権利を人間に奪われた生き物だったらどう思いますか?

 

 

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工藤 修司

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