こんにちは。
今回は宅配業者から荷物を受け取ったときに配達員から求められる受け取り確認。
受領印の重要性と役割についてお話します。
基本的な役割としては正しい配達先へ荷物を届けた事を意味する証明書です。
とは言っても最近は非対面や置き配、宅配ボックス、コンビニ受け取りなど様々な受け取り方法
が選択出来るようになり数年前に比べたら受領印を頂く機会も減りました。
次に重要性ですが正直通常の配達ではそれほど重要とは感じません。
しかし、トラブルが起こった際にはこの受領印がかなり重要な役割を果たすことがあるのです。
トラブル例として一番多いのが「荷物を受け取っていない」です。
その際にまず確認するのがその荷物の配達票の受領印。
そして担当した配達員に配達時の状況(場所は合っているか?誰に渡したか?)などを確認します。
二世帯で住まわれている家族などは祖父や祖母、孫が受け取ってそのまま放置。なんて事も、、、。
また、あってはならない事ですが受取詐欺(受け取ったのに受け取ってないと言って代品や金銭を
要求する)事も年に数回あります。
そんな時に直筆サインがしっかりと書かれていると受け取り人や出荷元にしっかりと説明が出来ます。
またご家族であれば筆跡で誰のサインか?、印鑑であればいつも荷物の受け取りで使用している
印鑑なのか?はすぐ分かります。
受領印がしっかりと書かれていると解決が早いです。
しかし、最近はサインレスやでたらめなサインをされる方がとても多く配達証明としての意味をなさない
受領印が多く認識の違いを感じています。
また、受領印をお願いすると「まだ受け取りのサインなんかいるのか?」と怒られた事も
あります。
そして配達員の中には時間短縮の為にわざとサインレスにする者もいます。(これは論外)
新型コロナの流行を境に配達方法や受領印のあり方など目まぐるしく変化している宅配業界ですが
利便性や簡略化の意味を間違って捉えている人々が多く危機感を感じています。
今回はここまで。