わたしは人材系会社や人事採用関連の仕事を約13年行っております。わたしが今までそのうえでいままでわたしが得てきた知見をシェアできればと思います。

まず、会社が人材を採用するうえで重要なのが、ビジネス戦略を理解したうえで採用戦略を立てること。人事が人材を採用する際の採用戦略策定（Hiring Strategy）の流れは、以下の5項目に分けて説明できます。

1. 採用ニーズの特定

• 現状分析: 現在の組織構造や業務内容を分析し、人材の不足や過不足を確認
• 目標設定: 企業の中長期的な目標や戦略に基づいて、必要なスキルや経験、ポジションを具体化

2. 採用計画の策定

• 職務定義: 各ポジションの職務内容、必要なスキル、経験を明確に定義
• スケジュールと予算: 採用のスケジュールと予算を設定し、リソースの割り当てを決定

3. 採用チャネルの選定

• 多様なチャネル活用: 求人サイト、SNS、リファラル（紹介）プログラムなど、さまざまな採用チャネルを選定
• ターゲティング: ペルソナ設計に基づき、ターゲットとなる候補者に効果的にアプローチできるチャネルを選ぶ

4. 選考プロセスの設計

• 応募受付: 応募書類の受付方法や管理体制を整備
• 選考ステップ: 書類選考、適性検査、面接（一次、二次、最終）など、具体的な選考プロセスを設計し、評価基準を設定

5. フィードバックと改善

• 評価と分析: 採用活動の結果を評価し、成功事例や失敗事例を分析
• 継続的な改善: 評価結果を基に、採用戦略やプロセスを見直し、次回以降の採用活動に反映

これらのステップを踏むことで、人事はより効果的かつ効率的な採用戦略を策定し、企業の成長に貢献する優秀な人材を確保することができると考えます。今後わたしのコラムでは、これらを紐解いて説明していきます。

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川村 知子

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