こんにちは!
本日はスーツのスラックスの裾デザインについてお話しようと思います。
スラックスの裾はシングルとダブルがあります。
シングルの裾はシンプルな作りでダブルは裾を折り返したデザインとなっています。
ビジネスにおいてシングルでないといけないという訳ではありませんがフォーマルな場だとシングルだと無難です。
一方ダブルはカジュアルな印象になります。
ダブルの起源ですが20世紀はじめにイギリスの貴族が結婚式に参加するため会場に向かっている途中突然の雨になり濡れたり汚れたりするのを防ぐため裾を折り返したまま会場で戻すのを忘れてしまい、それを見た参列者が流行スタイルだ!と勘違いして定着した説があります。
洋服の歴史も面白いですね。
因みにダブルで一般的な幅は3.5〜4cmが多く、太めが好みの方は4.5〜5.5cmを指定される方もいました。
私は縫製加工者だったので裾上げしていましたが4.5〜5.5cmだとかなり太い印象になります。
番外編ですが最近ではストレッチの効いたカジュアルスーツもあるので裾デザインが三つ折ステッチ仕上げ(表にミシンのステッチが出るもの)もあります。
何かの参考になれば嬉しいです!