一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

企業配送を始めてそろそろ1年。
仕事にも慣れて、客観的に荷物の動きを見ることができるようになったので、今回は必ず荷物にあるプリンタトナーについて個人的な見解を書いてみます。

プリンタトナーカートリッジ市場は、個人消費、家庭消費は時代と共に減少していますが、オフィスでの需要は減少傾向にありながらもまだまだ活発なようです。朝の積み込み時にはどこのコースも荷物の3分の1程がトナー関係、コースによっては半分以上の所も。オフィスでトナー交換を行うと自動的に次のトナーの注文がメーカーに入り、物流センターに新しいトナーが入ってくる。このシステムのお陰で各プリンタメーカーは顧客を逃す事なく売上を維持できる仕組みです。

2023年時点での各メーカーの売上動向をサイトから引用させていただきます。

事務機器(OA)5社の2024年3月期(キヤノンは23年12月期)連結業績予想は、全社が増収を見込む。短期的には複合機が底堅く、IT関連商材も堅調に推移する。ただ営業損益は増益が2社、減益が2社、黒字転換が1社。OA需要の鈍化とともに、部品不足の解消に伴う製品供給量の回復でプリンターの価格競争が再発している。中長期の印刷需要は緩やかな減少が見込まれる中、各社は事業の多角化を加速できるかが試される。
OA業界では需要の低迷や供給量の回復を要因に価格競争が再発するフェーズに変化しているが、各社は値下げを前面に押し出した需要喚起には難色を示す。ペーパーレスの潮流で中長期の印刷需要は縮小が見込まれる中、DX関連商材の拡販などで収益源の多様化を加速できるかが、あらためて問われる。

これだけペーパーレス化が進んでも、オフィスでの需要に限ってはまだまだ活発ですね。
更にメーカーもあらゆる戦略で利益確保に尽くしているようです。

企業配送の1番特徴的なトナー集荷業務。
始めは配完してもしても使用済みの集荷が伴いいつまでも荷台の量が減らない!!と思ってました。寧ろ終了時には荷物が増えてたりする。まあ荷台が空で走る事の無い効率的な業務ですが、これから数年後は流石に流通量は減少する事になるとは思いますね。

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井塚 宏

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