職場で勤務でcronファイルを編集することがありました。
cronファイルについて詳しく知らなかった為、cronファイルについて今回は勉強します。
cronは、Unix系オペレーティングシステムで定期的なタスクの実行をスケジュールするためのシステムです。cronは、cronデーモンによって制御され、ユーザーが定期的に実行したいコマンドを指定するための仕組みを提供します。
cronの設定は、crontab（cron table）と呼ばれる特別なファイルに保存されます。crontabは、ユーザーごとに1つずつ存在し、そのユーザーが実行したい定期的なタスクのリストを保持します。ここでは、cronファイルの基本的な構造と書式を説明します。
1. **crontabの構造**:
– crontabファイルは、複数の行で構成され、各行は1つのスケジュールエントリを表します。各スケジュールエントリには、実行するコマンドと実行の頻度を指定します。
2. **スケジュールエントリの書式**:
– スケジュールエントリは、次のような書式で記述されます：
“`
* * * * * command
“`
このエントリは、`command`を毎分実行することを意味します。`*`はワイルドカードとして使用され、全ての可能な値を表します。
3. **スケジュールの設定**:
– スケジュールエントリの5つのフィールドは、それぞれ分、時、日、月、曜日を表します。以下はそれぞれのフィールドの意味です：
– 分（0-59）
– 時（0-23）
– 日（1-31）
– 月（1-12）
– 曜日（0-7、0と7は日曜日を意味する）
4. **時間指定の方法**:
– 特定の値を指定する: `5 * * * * command`（毎時5分）
– 範囲を指定する: `*/15 * * * * command`（15分ごと）
– 複数の値を指定する: `0,15,30,45 * * * * command`（0, 15, 30, 45分毎）
5. **コメントと空行**:
– crontabファイルでは、行の先頭に`#`を置くことでコメントを記述できます。また、空行は無視されます。
例えば、毎日午前3時にバックアップを取得する場合、次のようなスケジュールエントリをcrontabファイルに追加します：
“`
0 3 * * * /path/to/backup_script.sh
“`
このようにすることで、指定した時間に`/path/to/backup_script.sh`が実行されます。cronを使用することで、定期的なタスクを自動化することができます。
以上、今回はcronについて勉強しました。
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