今回も引き続き、経費の計上と科目説明について事例を挙げて説明したいと思います。
今回は接待交際費についてです。
⑥接待交際費
こちらは、取引先、仕事上の関係者との飲食費や、お中元、お祝い等の費用になります。私の場合、取引先へのお中元等はありませんが、仕事上のお酒も交えて仕事上の話をする機会はある程度あります。私は、在宅での対応が多く基本はWEB会議となるため、直接的な仕事の話以外はなかなかできないため、客先に出社したタイミング等で、日頃の業務について互いに労をねぎらいつつ、今のプロジェクトの課題やリスク等、もう少し別の視点での議論をすることが多く、そういった場合の交際費用として計上しています。
ただ、この接待交際費は本当に仕事上必要な費用だったのかをよく疑われるようです。そして、本当にそうだったとしても、それを客観的に証明できないと費用としては認められないということもあるようで注意が必要です。
それでも、私は取引先、仕事の関係者と飲食を交えて仕事上の議論をした場合の費用は計上しています(事実なので)。最低限の証憑として領収書がありますが、割り勘等の場合は、私の名前で領収書を切ってもらうことができません。こういった場合は、出金伝票等に記載することで経費として計上することはできるようなのですが、それを証明するのはなかなか難しいので私は計上していません。
私の場合、本当に自分が招待して、自分が全額支払って、領収書を受け取ったケースだけを計上するようにしています。例えば、1次会は取引先にご馳走になって、2次会は逆に私が支払うというケースが多いです。また、どこの取引先の、誰と、どういった目的で飲食をしたのかもメモして思い出せるようにしています。
ただし、私は上記のように対応しているというだけで、本当に経費として認められるのかは正直わかりません。これでも認められないようであれば、接待交際費は、何も計上できないなと思っています。
今回は、あくまでも私の例ですが、正しさを保証するものではありません。参考程度にしていただければと思います。