一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

こんにちは。
私は普段フリーランスエンジニアとして、バックエンドやインフラ面からアプリ構築を支援したりしています。

今回はAWS Fargate についてざっくりと書きます。

◇概要
AWS Fargateは、Dockerコンテナを実行するためのサーバーレスコンピューティングサービスです。
ホストマシンを意識せずにコンテナを実行できる環境を提供し、AWS Fargateを利用すれば、コンテナと、その実行環境の2重管理が不要になります。
つまり、コンテナ向けの実行環境調整サービスです。
以下に、AWS Fargateの特徴、メリット、およびデメリットを説明します。

◇特徴
・ コンテナベースの実行: FargateはDockerコンテナをホストするためのプラットフォームであり、コンテナ内でアプリケーションやマイクロサービスを実行できます。
・ サーバーレスアーキテクチャ: Fargateはサーバーレスの考え方に基づいており、インフラストラクチャの管理やスケーリングをAWSが自動的に処理します。これにより、開発者はインフラの運用に時間を費やすことなくアプリケーションの開発に集中できます。
・ リソースの調整: Fargateは必要なCPUとメモリのリソースを指定し、その範囲内で自動的にコンテナを起動および停止します。これにより、コストを最適化しつつ、アプリケーションのパフォーマンスを維持できます。
・ セキュリティと統合: FargateはAWSのセキュリティ機能と密接に統合されており、ネットワークアクセスの制御やデータの暗号化などのセキュリティ要件を簡単に達成できます。

◇メリット
・ インフラストラクチャの管理不要: Fargateを使用すると、サーバーの起動や管理、インフラのスケーリングなどをAWSが自動的に行います。開発者はインフラに関する心配をせずにアプリケーションの開発とデプロイに集中できます。
・ コスト効率、リソースベースの課金: Fargateは使用したCPUとメモリのリソースに基づいて課金されます。このため、必要なリソースだけを使用することでコストを最適化できます。
・ スケーラビリティ: Fargateは自動的にコンテナをスケーリングします。アプリケーションの負荷に応じてコンテナの数を増減させるため、急激なトラフィックの変化にも迅速に対応できます。
・ AWSセキュリティの恩恵: AWSのセキュリティサービスと統合されており、ネットワークアクセスの制御、データの暗号化、IAM(Identity and Access Management)の統合などのセキュリティ要件を容易に満たすことができます。
・ ECSおよびEKSとの統合: FargateはECS(Elastic Container Service)およびEKS(Elastic Kubernetes Service)と緊密に統合されています。これにより、既存のAWSサービスとの連携が簡単であり、コンテナのデプロイメントと管理が効率的に行えます。

◇デメリット
・ 柔軟性の制限: Fargateはサーバーレスなサービスであり、インフラストラクチャの詳細なカスタマイズが難しい場合があります。特定のネットワーク設定やOSレベルの調整が必要な場合、制限を受けることがあります。
・ コンテナの起動時間: Fargateではコンテナを起動する際の初期化時間がかかる場合があります。特にスケールアウト時や新しいタスクを起動する際に、少しの遅延が発生することがあります。
・ コスト管理の課題: Fargateはリソースベースで課金されるため、リソースの効率的な管理が重要です。適切なCPUとメモリの設定を行わないと、余分なコストが発生する可能性があります。
・ パブリックIPの固定割り当てができないL AWS Fargateでは、EC2インスタンスへのIPが自動割り当てのため、パブリックIPアドレスの固定割り当てができません。これにより、外部アクセスのためのIP許可や、API運用時に不便を感じる場合があります。
・ sshやdocker execが使えない: AWS Fargateでは、sshやdocker execでのコンテナアクセスをサポートしていません。これは、EC2を意識しない環境として、セキュアなサービス提供しているためです。

要件と照らし合わせて、良さそうであれば是非導入したほうがいいと思います。

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中川 豪

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