タイトル「空似言葉(そらにことば)」は聞きなれない言葉ですが、英語⇔ポルトガル語の誤訳で見かけることがよくあります。英語では「false friend」、つまり「偽りの友」とも呼ばれ、スペルが似通った2言語間で意味が異なる単語のことを指します。
具体的な例を挙げると、日本語で「現に、実際に」を意味する英語の「actually」は、ポルトガル語の「atualmente」に字面が似ていますが、これは「最近は、今では」という意味で、全く違うスペルの「na verdade, realmente」が正しい訳になります。
他にも、以下のような例があります:
– realize(はっきりと自覚する、実感する)⇒【誤】realizar(実現する、現実化する)、【正】perceber, constatar
– comprehensive(包含的な、包括的な)⇒【誤】compreensivo(理解、理解力)、【正】abrangente
このように、似たスペルの単語でも意味が異なる場合があるため、注意が必要です。