一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 「伝え方」が大事

夏期講習シーズン

安曇野市の小中学校は、もうすぐ夏休みです。

夏休みの間、塾では「夏期講習」を実施します。

「夏を制するものは受験を制する」

という言葉もある通り、

この長期休みでどれだけ勉強するかによって、

2学期以降の伸びが決まってきます。

思いとは裏腹に

毎年受験生を見ていると、

「どれだけ夏休みに勉強量を増やせたか」

で、その後の伸びがまるで違ってしまう、

ということを肌で感じることができます。

なので、受験生には「夏期講習の重要性」を訴え、

少しでも勉強量を増やすように話します。

ですが、なかなかこちらの思いが伝わらず、

思うように申し込んでもらえません。

「その程度の勉強量では…」

という思いを抱くことが多かったです。

数字は語る

ところが今年の夏期講習は、いつもと様子が違います。

明らかに受験生の申し込みの数が多い。

「どうしたんだろう…」

と思ったのですが、1つ思い当たる節がありました。

例年は、夏期講習をご案内するために

「個別面談」を実施しています。

今年は、「個別面談」の前に、受験生の保護者を対象に

「受験報告会」を実施しました。

その際に、「昨年の受験生の夏期講習の様子」を伝えました。

おそらくこれが今年の受験生の保護者には響いたのだと思います。

それでは、どのように伝えたのか。

至ってシンプルです。

「夏期講習頑張った生徒のスケジュール」とその後の成績。

「夏期講習サボった生徒のスケジュール」とその後の成績。

を比較して、そのまま提示しただけです。

私としては、ただ「事実」を伝えただけの

つもりだったのですが、こちらの予想以上に保護者には

響いたのかな、と思います。

例年、「個別面談」であれだけ力説していたのに、

1つの「事実の提示」に負ける。

複雑な心境ではありますが、

「『伝え方』が大事」

ということを実感する出来事になりました。

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猿田 典明

長野県安曇野市で学習塾をしております。主に小中学生を指導しています。

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