「美容室での過ごし方」何が正解なの?
これまでにそんな経験、または考えたことありますか?
今日はそんな不安要素を少しでも解決できるよう美容師目線、お客様目線から見た内容でお伝えしていきたいと思います
美容室では美容師とお客様、「1対1」の空間になります
「1対1で数時間過ごす」なんて普段あまりないことです
特に初めて美容室に行った時、、緊張しますよね
「初めまして」から数時間共に過ごすわけですから
何回も通ってる美容室では信頼関係も築けているためこの時間は苦でありません
この状況を緊張せずいつも通り過ごせる方は問題ありません
むしろこのブログすっ飛ばしちゃってください笑
しかし皆さんがそうではないんです
特に日本人はいい意味で気を使います
僕もお客様の立場であればめちゃくちゃ緊張して、言いたいことがうまく伝えられないと思います
ではこの状況、どう過ごせばいいのか?
どう回避すればいいのか?
順を追って説明していきます
まずは簡単な手段から
話したかったら話す 話したくなければ話さない
これです
「そんなことわかってるけど実際できないんだよ」って思うかもしれません
しかし考えてみてください
お客様はお金を支払って髪の毛を整え、美容室のサービスを受けに行きます
そこで気を使う必要はありません
無理して話す=気を使っています
話したくない場合は話さなければいいんです
初めて行った美容室でプライベートの話をバンバン聞いてくる美容師いますよね
距離の縮め方を誤ってます
それがサービスだと思っていたら美容師失格
口を動かす前にまず手を動かすべきです
もちろんお客様からいろいろと聞かれる場合は別です
基本的にお客様主体で考えて良いと思います
しかし話さないと無言の空間が続きますよね
しかも目の前にはどでかい鏡
この空気、きつい・・
無言の空間が耐えられない場合の打開策
しっかりあります
そういう時はまずこれ!
①雑誌を読む
雑誌に没頭しましょう
雑誌を読むことで自分の世界に入ってしまうんです
これは使えますよ
カット中、雑誌を読むことでカットしにくくなるため読めない美容室もあります
その場合は目を瞑っちゃいましょう
②瞑想に入る
目を瞑り寝ちゃってもいいと思います
そして何か聞きたい時には遠慮なく聞きましょう
美容師はお客様から話しかけられたら絶対嬉しいはずです
客観的に見た時、「無言の2人」と「話しをしている2人」
どちらがいい雰囲気に見えると思いますか?
後者の「話しをしている2人」ですよね
しかしこれはあくまで客観的に見た例であり本人たちは全く違うことを考えているかもしれません
例えば
『話していてもお客様が和やかな空気にしたいため無理して話してくれている場合』
外から見るといい雰囲気
しかし実際お客様に無理させてしまっているパターンです
対照的に
『話はしていないがお客様はこの状況に居心地の良さを感じている場合』
外から見ると静かで張りつめた空気かもしれません
しかし無理せず自然体でいられるパターンです
ほら「仲良い友達ほど話さなくても通じ合える」みたいな、そんな感じです
客観的に見た印象と実際に感じている印象に真逆な答えが生まれているかもしれないということです
こればっかりはお客様にしかわかりません
僕たち美容師は周りのことは気にせず目の前のお客様のことだけを考えて対応すべきです
そもそも「美容室に行こう」と思い立った時は髪の毛をどうにかしたい時ですよね
自分の意思で美容室を探し、綺麗になりたい、かっこよくなりたいために行きます
先程のように髪に対する話以外の別の問題が起きてしまうとその問題を解決しようとするため
髪の毛<別の問題
いつの間にか目的がすり替えられ
結果、家に帰ってから「ふぅ〜」とため息
髪がどんなに良くても疲れちゃいます
これでは完全にお客様に気を使わせてしまっています
僕たち美容師は美容の技術を学び、その技術を提供し髪の毛を通じてお客様に喜んでもらう職業です
話が脱線してしまいそうな時は時には引き戻してあげることも大切です
その場の空気をどうにかする前にお客様の髪をどうにかしないといけません
結果それがお互いハッピーに繋がるんだと思います
僕は初めてのお客様に対してカウンセリングに全体の7割の力を注ぎます
さまざまなことをヒアリングし解決策をお伝えします
そして残りの3割の力で施術後のスタイリングの仕方やヘアケアの仕方などをお伝えします
これはどんなお客様に対しても共通に言えること
施術中はあまり話しません
それでも話しかけてくれるお客様がいたら嬉しいです
お話は大好きなので
ついつい盛り上がって脱線してしまうこともしばしば、反省も尽きません
お客様は髪以外のことは何も考えず思いついた時に唐突に話しかける
そのくらいの感覚で来ていただけたら気持ちも楽なのではないでしょうか
あとはうまく美容師がやってくれるはず