今回も、経費の計上と科目説明について事例を挙げて説明したいと思います。今回は、家事按分についてです。
⑦水道光熱費
その名の通り水道費、光熱費の費用になります。私はほぼ在宅で仕事をするため、仕事中に使用している電気代は計上するようにしています。水道代やガス代は仕事とは関係ないので計上していません。ただ、全額計上しているわけではなく、仕事上で使用した割合のみを計上しています(ご存じかと思いますが、これを家事按分といいます)。仕事上で使用した割合も客観的に妥当である根拠が必要となりますので、私の場合は勤務先で提出している工数表(時数)から、在宅で仕事をしていた比率を算出することで家事按分としています。おおよそ3割ほどなので毎月3割固定でもいいのかもしれませんが、月ごとに仕事の実績から比率を計算しています。
⑧地代家賃
こちらは事務所等の賃料になります。私は事務所を借りておらず、自宅の1室で在宅ワークをしています。自宅は賃貸契約ですので、その賃料の一部を地代家賃として計上しています。私の場合は、賃貸の1室を完全に仕事用の部屋にしてしまっていますので、単純に面積割で仕事部屋の比率をだして、賃貸料からその割合を計上しています。2割弱といったところです。
また、②通信費 で説明したスマホ(携帯)使用料についても、プライベートと仕事で兼用していますので、こちらも仕事の時間から比率を出して経費計上しています。
今回は家事按分について説明しましたが、私はこのように考えて計上しているというだけですので、この家事按分が正しいということを保証するものではありません。参考程度にしていただければと思います。