昭和生まれの私にはとっつきにくいInstagramですが、商いをやっていくにあたって避けては通れないものだと思い始めました。
実際にいろいろなお店のInstagramを見たり、それについての説明youtubeを見たりして、考えてみるものの、何かピンと来なくて、出会ったのが今回紹介するパーパス・ベースド・インスタグラムでした。
顧客と企業がよりよいつながりを作り出していくためには、普段私たちが生きる上で大切にしている「共感する気持ち、他者を思いやる気持ち、ワクワクを楽しむ気持ち」といった感情的要素が必要不可欠になります。ところが、「売り上げへの貢献」「即効性のあるマーケティング」といったお題目を与えられた瞬間、人は当たり前のことを忘れてしまいます。相手がどう思うかよりも、自分たちが何を伝えたいかばかりに関心を寄せ、顧客の声に耳を傾けることができなくなってしまうのです(本書より抜粋)
「なぜ、自分たちはこの商品・サービスを売っているのか」
「そもそも、この商品・サービスは何のために存在しているのか」
「これを使うと、お客様はどんな気持ちになるのか」(本書より抜粋)
この本質的な問いは、インスタグラムのみならず、店舗を運営していくにあたって軸となるもの。
この本はインスタグラムの運営について書かれていますが、その軸をキチンと作るうえで大変参考になる本です。
まずは自店のパーパスを顧客目線で設計し、それに沿って何を発信し、何を発信しないかを考えながらInstagramの運用をしていこうと思います