私は現在、マレーシアのデジタルノマドビザの申請を進めています。
ビザの手続きにあたって、戸籍謄本の英訳の提出が必要でしたが、手続きは非常に複雑でした。
今回は、私が戸籍謄本の英訳を手配した手順について解説します。
マレーシアに限らず、家族帯同でビザの手続きをする際に同様の書類が必要になるので、
参考になれば幸いです。
ざっくりとした流れは以下です。
戸籍謄本を戸籍のある自治体から取り寄せる
マイナンバーカードを使えば、コンビニで発行できる(自治体によってはできないところもあるらしいので注意)
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戸籍謄本を英語に訳す
自分で英訳するか、翻訳業者に依頼するか。翻訳証明は特に不要です。
(私は翻訳業者に依頼しました。2800円)(書類のフォーマットを作る作業の段階で心が折れました。)
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公証人役場で戸籍謄本の英訳の公証をもらう
公証人役場に行って、戸籍謄本の原本と英訳を提出し、公証をもらう。(手数料で11000円くらいかかる)
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公証人が所属する法務局で手続きする
公証人役場での公証認証が正しいことを証明するために、公証人所属の法務局で公証人押印証明手続きを行う
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外務省で公印確認を行う
先述受けた公印についての確認を行う
(外務省関連の手続きは大阪か東京に行くしかないので、地方住みの人は外部に委託するか絶望してください)
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在日マレーシア大使館で領事認証を行う
実際にマレーシア大使館(東京)に行き、領事認証を受ける(手数料は600円ちょっとだった)。午前中に手続きできれば、午後には手続き完了できた。
地方に住んでいる人は、特に外務省および在日マレーシア大使館での手続きが困難です。
方法は2択です。
委任状を提出すれば、本人でなくても領事認証までの手続きは可能です。
ざっと調べた限りだと4万円前後〜手続きできそうでした。
デメリットは、郵送での書類のやり取りになるため、手続きに時間がかかることと費用が発生することです。
(完了までに3週間かかったという情報も拝見しています)
東京ではワンストップサービスというのがあり、公証役場から外務省の公印確認までを一気に済ませられます。
朝一で戸籍謄本の英訳を持って東京の公証人役場に行き、その後マレーシア大使館にまっすぐ向かえば、
その日のうちに領事認証の手続きが完了できました。
私は岡山に住んでいますが、岡山から東京まで始発で向かい、渋谷の公証人役場で手続きし、その後代官山のマレーシア大使館に行きました。
無事1日で手続きを完了できました。
新幹線の往復代で3.5万円ほどかかりましたが、代行業者に依頼するより安く、早く手続きが完了できました。
久々の東京で、知人や仕事関係の仲間とお話しする予定も組み込んだため、充実した東京日帰り出張になりました。
以上、戸籍謄本の英訳書類の手配方法についてまとめました。
私は新幹線で東京に行く選択ができましたが、東京までの交通費や時間を考慮すると、住んでいる場所によっては代行業者に委託する方法が最適になる人もいると思います。
地方住みでも1日だけ東京に行けば手続き完了できるという内容の共有でございました。