フリーランスエンジニアの岩井です。
今回はどこの職場にもいて一般的に嫌われる「仕事ができない人」の重要性について語っていきます。
会社員やフリーランスをしていてさまざまな案件を渡り歩いてきましたが、どこにでもいる「仕事ができない人」。
よく嫌われポジションや何かあった時の標的にされがちですが、私はそんな方々に救われたことが多々あるので「仕事ができない人」の力を解説します。
1.コミュニケーションを取るきっかけになる
ほとんどの人が当たり前にできることができないので、教えあったりするときに話すきっかけが必然的にできます。
2.改善の機会ができる
ほとんどの人が ”当たり前” にできることもできない人がいます。
手順書通りに進むことができない、マニュアルが読めない、など
そういった人のおかげで「もっとこうすればわかりやすいのではないか」「こんなバグは気づかなかった(手順通り進めていたら見つからなかった)」「なんとなくしていた設定の深い部分の仕様に気づくことができた」などといった局面を目にしたことがあります。
手順通りに進んでいると素通りしていて気づかないことも多々あります。
3.気持ちのクッションになってくれる
特に新人の頃はこれで心が救われていた部分がかなり大きかったです。
一つ上の先輩で「仕事ができない」と言われ続けている方がいて、私がミスをしても「〇〇君よりもよくできている」という強大なクッションになっていました。
その先輩も悪い人ではなく、少し常識と注意力が足りないだけで面白い方だったのですが、多くの優秀な人からは避けられていました。
エンジニアとしてしんどい時期もありましたが、その方のおかげで今もこうして続いていると思うと偉大でした。
以上が、「仕事ができない人」 の重要性です。
仕事ができないから放っておく、冷たくあしらう、のではなく「その人が本当に価値を作り出している部分」にも注目できる人が増えることを願っています。